4スタンス理論B2のダーツプレイヤーについて、興味があったのですが調べてもあまり出てこなかったので、自分でまとめてみました。
調べてみると結構いるもんですね。
B2タイプ ダーツプレイヤー
どうやら元々B2タイプは日本人に多いそうです。
ちなみに自分もB2タイプでして、調べるほど体軸的にダーツに向かないのかな?と不安になってましたが、トップで活躍されている選手が多くホッと安心しました。
でもしっかりと共通点もあり、その辺りはまとめてみましたので良かったら見て下さい。
安食 賢一(あじきけんいち)選手
言わずと知れたダーツ界のレジェンド。JONNYの愛称の方が有名でしょうか。
ぼくがダーツを始めた時から第一線で活躍している選手で、ノーテイクバックのフォームが、特徴的です。JONNYモデルのダーツは、これまで幾度と使わせて頂きました。
安食選手は、元々DMCのMaverickを使用していたとのことで、Maverick使いの自分としては、勝手に好感をもっています。
安食選手は、元々A2タイプと言われていたので、B2と知った時には衝撃でした。
本人もびっくりされたそうで、ある意味上手さには4スタンス関係ないなと思ってしまいました。ただ最近では、B2のフォームを研究されているそうで、トップに君臨している人は、探究心がすごいなと思います。
B2の特徴は、スローラインにたった時に一度後ろ足に軸を移すことです。これまでA2だと思っていた安食選手も、自然にB2の動作を取り入れてました。
JONNYモデルの中で、自分のオススメは、ジョニケン2です。
ちなみにジョニケンシリーズについてはインプレッション記事も書いているのでよかったらそちらもご覧下さい。
≫[インプレ]DYNASTY KATANA JONIKEN(カタナ ジョニケン) 安食賢一選手モデル
榎股慎吾(えのまたしんご)選手
関西出身で、ノリと礼儀がとても良い方だと思いました。
ストイックにダーツに取り組まれている姿勢は見習わないといけないなと思います。榎股選手は、4スタンスでB2タイプだとわかりやすいのかなと思います。
確かにB2って説明するのが難しいですよね。
どうやって狙ってるの?って言われても、うーんなんとなく…といった人が多いのかなと思います。イメージは持ってると思うんですが、それを言語化するのが苦手なんですかね。
このコメントがそもそもB2っぽいですw
ガッツポーズが、もう完全にB2ですw
JONNY選手と同じく一度後ろ足で体軸を作ってから、前に踏み込んでいます。B2のフォームのポイントはこの後ろ足の使いかたにあるんでしょう。
使用しているバレルはこれです。
このバレルはグリップポイントがわかりやすいのかなと思います。バレルマニアのボクからすると素直なバレルという印象をうけました。
押し投げの人に特に向いているバレルではないでしょうか。
津村友弥(つむらともや)選手
ソフトダーツバイブルの4スタンスコーナーで、B2プレイヤーのモデルになってる方です。
大会とかで見かけても、どうしても同じB2プレイヤーということで、試合を見学してしまいます。
4スタンス理論に沿ったフォーム作りをしてますよね。
スタンスに入るとき、ミゾオチに左手を沿えるという行為は、B2のフォーム作りをする上で大切な動作です。これができれば、身体が大分安定します。右腕を内から構えるのは、ボードに身体を平行にしたいというご本人の工夫でしょうか。
案外ダーツの性能のおかげということかもしれません。これは一度は投げて欲しいダーツです。
がっつりB2のフォームでダーツをしたい方は、バレルまで一緒にするっていう徹底具合を出すといいかもしれません。
その方が何かと早く上手くなるかもしれません。
水口 敦貴(みずぐちあつき)選手
ソフトダーツバイブルで津村選手に変わる前に、B2プレイヤーのモデルを務めていた方ですね。
今はあまり大会に出ていないようですが、『矢速すご!』という印象でした、肩から手を伸ばした瞬間に的にダーツが刺さっている印象でした。
笑顔がとても素敵です。またこの試合が印象的で、今にもたまにみています。
ダーツがノリノリなんですよね!この勢いって、ダーツにとっては大事かなと思ってて参考にしています。
注目すべきは、やはりスタンスです。
後ろで体軸を作ってから前に重心を移す。そして左腰について、B2の特徴がでてます。ちょっと腰が上にあがるんです。
B2タイプは、これができるとダーツに力が乗りやすくなりますよ。
短いテイクバックから、一気にリリース。
このテイクバックの感じは、安食選手とも近しい感じがしました。グリップは4本グリップです。B2のパワーラインに沿った、グリップができています。
宇佐美慶(うさみけい)選手
PERFECTのに出ている時から、上手いなーという印象でした。(※追記 PERFECTに復帰済み|2015/10/29 )
プレッシャーがかかる場面でも、ポンポン投げる印象です。宇佐美選手のなかで「これができたら入る!」っていう自信があるんでしょう。
B2だとわかったとき、やっぱりそうか!と思いました。そもそもグリップの感じがB2だったので、たぶんそうかな?とは思っていました。
B2だとはっきりわかって、嬉しかったです。
スタンスに入る時に、身体を捻る動作が特徴的です。
宇佐美慶選手モデルのダーツはこちらです。
B2プレイヤーは、ダーツを押し出す人が多いので、ストレートバレルというよりテーパーがあるバレルを使う人が多いような印象があります。
投げたことがないダーツですが、今度投げてみたいと思います。
金子憲太(かねこけんた)選手
PERFECTで、次世代を担う選手です。
試合会場でみた印象としては、背が大きく、ボードまでの距離がとても近くて羨ましいなと思いました。かなり深めのグリップから、綺麗にリリースします。
以前はバグースのインストラクターをしてましたが、今はどうなんでしょうか。
ダーツスクールで、B2担当の講師として取り上げられてました。ただ予約一覧講師にはいなかったので、もし追加されることがあればぜひ受講してみたいです。
B2の特徴通り、一度後ろ足で軸を作り、そこからぐいっと前に乗り出してます。これだけ前に乗り出しても、バランスを崩してないのは軸がきちっと作られているからだと思います。
金子選手モデルのダーツは、【ダイナスティ】エルドラド2 です。後方部を持ってダーツを投げる人にとっては、グリップ位置が決まりやすそうなバレルです。
目標に向かって押し出すだけで、飛びそうなバレル。
大崎裕一(おおさきひろかず)選手
TIGA (ティガ)所属の大崎選手です。
構えに入ってから、ポンポン投げるのが印象的です。ダーツがすごい簡単そうにみえる。入れる時は気持ちよくいれますし、外す時も気持よく外します。
大崎選手は、エンターテイナーだと思います。ぼくの好きな選手の一人です。
大崎選手のプロフィールを見てB2だとわかったのですが、ここでいうスタンスというのは、「クローズ、ミドル、オープン」とかのことかと…
ただこれでB2だとわかったので、ボクとしてはよかったです。
大崎選手は、いつもなぜかシャクレますwいつか会った時に聞いてみたいです。このポンポンなげるリズムは見習いたいです!
決勝戦の場面で、BLACKを出せるというのはさすがスターです。
大崎選手の場合は、しっかり後ろ足で体軸を作るという感じではないですが、軸足としては後ろを基準にしています。体幹を鍛えているとのことなので、普段からブレづらい体作りをしてそうです。
こう見るとB2の人たちが使うダーツはどれも似ています。最後部からのテーパーが、押し投げにはいいのかもしれません。
ショートバレルを使う人も多いです。
ちなみに自分も基本は昔はショートバレルを使っていました。今は練習のため、長いストレートバレルを使ってますが、いつかはショートバレルに戻ってくるのはありだと思っています。
佐々木沙綾香(ささきさやか)選手
MONSTER所属の佐々木選手です。さぁやの愛称で親しまれていますよ。
まだ確かダーツ歴自体は浅いんです。ただダーツは、めちゃくちゃ上手いです。そして可愛い。試合中も笑顔で、楽しそうにダーツを投げている印象です。またファンサービス精神旺盛ですし、ぼくもファンの一人です。
JAPANの看板選手であり、2014年は鈴木未来(すずきみくる)選手に勝てないイメージでしたが、2015年は全くそんなイメージも払拭して優勝も数度しています。
まさかこのブログ記事をシェアして頂けるなんて思ってもみませんでしたが、以前よりB2ではないかな?と思っていました。
予想が当たって嬉しいです。
構える時に、一度ピョンと跳ねます。
試しに、つま先立ちでダーツを投げてみて下さい。思った以上に肩が動くことにびっくりしませんか。なぜ肩が動くかというと、つま先立ちをすることで骨盤が立って、背筋が伸びたからなんです。
B2タイプの人って、パワーラインに沿ってグリップするので4フィンガーになりやすいんです。佐々木選手も、4フィンガーグリップということです。
それにしてもネイルがすごいですよねw ちなみにネイルをすることで、グリップの握りこみを防止しているとのことです。
バレル後方部に、テーパーがあり押し出しやすいバレルになっています。
この辺り、他のB2タイプ選手のバレルと共通点があります。
おわりに
調べてまとめると、大分時間がかかりました・・・
ただ今回調べたことで、選手たちの共通点がいろいろわかってきました。
ポイント
- 後ろ足での体軸⇒前傾姿勢
- 左手の位置(ミゾオチ付近)
- 最後部からテーパーがあるバレル
- リリースは楽にリラックスして行う
このページには、今後また新しい選手を追加していこうと思います。
4スタンス理論を本格的に学びたい方はこの1冊でOK
ぼくもこれで学びました。