- 重いダーツを投げると肘が痛い
- 脱力できずに力でダーツを飛ばそうとしてる
- ダーツが重すぎてブレブレに飛んでいく
そんな悩みをもっている方に読んでもらえたらという内容です。
今回の内容はダーツスキルの本質にもつながるので、正直うまい人増えまくりそうで、あんまり公開したくないw これに気づくのに結構な年月と経験を要してます。でも急激に重いダーツを投げる人も増えてきたし、たぶんそれによってボクのように肘の痛みで苦しむ人も増えてくると思う。ダーツの飛ばし方を知らないと重いダーツは苦しいだけなので、そのあたりについて書いてみようと思います。
ちなみにこの記事ではわかりやすいようにダーツのセッティング重量として
- 重いダーツ:21g以上
- 軽いダーツ:17g程度
というようなイメージで書いてみたいと思います。(もちろん個人差あり)
重いダーツで肘が痛くなった経験
重いダーツが流行りだしていますが、ボクが軽いダーツから重いダーツに変えようとしたのは数年前のことです。
元々ソフトダーツからダーツをはじめたので、ハードダーツのような重いバレルを投げることはそれまでありませんでした。
ちなみに初めて出会った重いバレルはGomez Type6でした。
これまではソフトダーツバレルの典型的なセッティング重量17g程度のダーツを使っていたので、21g以上のダーツを使うのは初めてでした。
試し投げした最初の印象は『なにこれ!めっちゃ飛ぶしコントロールしやす!』という感じで、好印象でした。
そして購入して使いはじめてみたのですが、長時間投げれば投げるほど肘が痛くなる・・・だんだんダーツが飛ばなくなるので、また力をいれてしまう。腕だけの力じゃ飛ばなくなるから、体全体の極端な体重移動でダーツを飛ばそうとする。納得できるダーツができないから、ダーツを投げすぎる。翌朝起きたら、肘が痛くてダーツが投げれなくなる。数日様子をみて、また投げ始めるけどまた肘が痛くなるという悪循環で、だんだんダーツをやる頻度が少なくなるというような感じでした。
結局当時どうしたかというと、ボクの場合は軽いダーツに戻しましたw
では外国人のような体格があれば・・・、筋トレして力をつければ・・・、重いダーツを扱えるのでしょうか。答えは、NOです。
軽いダーツはインパクトで飛ぶ
軽いダーツからはじめた人は、ぼくもそうなんですがインパクトで飛ばそうとします。
どういうことかというと、リリースポイントにくるとダーツに対して0から100に一気に力を伝えるというやりかたです。あくまでダーツへの力の伝え方が0→100というだけで、体自体は徐々に始動させてはいます。
今とてもわかりづらい表現なんですが、このあとの章みたら意味わかると思うのでもう少しお付き合いください。
軽いダーツの飛ばし方としては、これが正解です。狙ったところに正確にダーツを投げるためには、このやり方がベストだと感じていますし、ぼくもそればかりの練習をしていました。
重いダーツは滑らしていく
重いダーツは、軽いダーツと飛ばし方が根本的に違います。まずこの動画を見てほしいです。
ダーツへ徐々に力を伝える
今までこの動画を何度も何度も見てたのですが、全く気づかなかった「あること」にようやく気づきました。
結論が遅くなりましたが、重いダーツを飛ばす秘訣は『テイクバック終わりの瞬間からダーツに徐々に力を伝えていく』ということです。
インパクトで投げない
重いダーツでは、軽いダーツのようにインパクトで投げることはしません。
プログラミングでいえばこんな感じ!
var barrel = 0; for (var i = 1; i <= 100; i++){ barrel += i; } console.log(barrel);
逆に分かりづらいか!連続して徐々に力がダーツに加わっていくというイメージが伝わればOK!
表現はいろいろ
これを人によっては、
- 抜く
- 滑らす
- 剥がす
など色んな表現で話しているのでしょう。インパクトで飛ばすダーツと、滑らすダーツの違いについてわかって貰えたでしょうか。
今まで色んな人が語っていた『抜く』という作業が、頭だけではなく体で理解できたときはもう感動ものでした!ぜひこのブログの読者の方にも、その感覚を味わってほしいです。
なぜ肘を痛めるのか
ここまで読んでもらえると、なぜ肘を痛めるのかわかって貰えたのではないでしょうか。重いダーツには、重いダーツの飛ばし方があります。
重いダーツで同じことをしても腕の負荷が高くなるだけです。大変危険だということを理解しておいてください。
実際ボクのように肘を痛めた人もいますw
おわりに
海外ハードプレイヤーがなぜ軽くダーツを投げているように見えるのか。
それは単に力を抜いているのではなく、効率よくダーツに力を伝える方法を知っているからです。それは何かと言うと、前述していたように0から徐々に100に向かって力を伝える方法です。
しかし重いダーツに憧れてるけど、肘が痛くて飛ばせない・・・という人に、この内容が少しでも伝われば嬉しく思います。
ちなみに強制をするわけではないのであしからず、よければご参考ください。