ハードダーツにおけるスタッキング技術について説明していきたいと思います。
前回初心者が一から学ぶダーツスタッキング技術│ソフトダーツ編でも、説明しましたがスタッキングは積み重ねていくという意味です。
このためダーツにおいても、ダーツを積み重ねていくという使い方をしています。
ソフトダーツについては既に説明したので、次はハードダーツについて説明していこうと思います。
ハードダーツのスタッキング技術
ハードダーツのスタッキングについては、『上』から重ねていくということに特徴があります。
ソフトダーツが『下』から重ねていくに対して、反対のアプローチをします。
これだけ覚えて貰ったら基礎知識としては、大丈夫です。
上から重ねる
ぜひこの上から重ねていくという概念を理解して下さい。
そしてスタッキングについての考え方は、ソフトダーツとハードダーツでは全く違うということについても理解して下さい。
刺さったダーツを利用するハードダーツ
なぜハードダーツの場合、ダーツを『上』から積み重ねていくのか説明します。
それは、前に刺さったダーツを利用したいからです。
ハードダーツ=前に刺さったダーツを利用
ソフトダーツにおいては、前に刺さったダーツは邪魔になります。
そのため刺さっているダーツに、次のダーツが干渉しないように『下』から積み重ねていく必要性がありました。
それに対して、ハードダーツでは前に刺さったダーツをマーカー代わりに利用します。
例えば20Tを狙うとします。
1投目が、上手く20Tの上面に刺さったとします。
そうすると次の2投目は、1投目にぶつけていくように投げます。
これをスタッキング技術といいます。
ソフトダーツとの違いを分かって貰えたでしょうか。
1投目の工夫が大事
ハードダーツにおけるスタッキングについては、1投目を如何に上手く利用できるかというところがポイントになります。
そのため1投目を積み重ねやすいように、セットしていく必要があります。
積み重ねやすいようにするには、ダーツの入射角を鋭角にしていく必要があります。
こうして生まれた工夫が、皆さんが今当たり前のように使っている『裏抜き』という飛ばし方です。
ダーツがボードに刺さったときに角度がつくように飛ばすことで、次のダーツの入射角を確保しているのです。
だから敢えていいますが、ソフトダーツをメインにプレーするのであれば『裏抜き』は使えなくても問題ありません。
ハードダーツ特有の技術
なぜソフトダーツだと、1投目を利用することができないのでしょうか。
基本的なところですが、説明していきます。
それは、1投目がどのような角度で刺さったとしてもソフトダーツによって入射角が修正されてしまうからです。
真っ直ぐ刺さると、刺さったダーツを利用することはできません。(本当は、ハードダーツにおいてもアンダースタッキングという下からダーツを重ねていく技術はあるのですが、使える人は極一部なので省いています。)
スタッキングの意味が変わる
ソフトダーツとハードダーツで、同じスタッキングという言葉でも使い方が変わります。
これはすでに説明した通り、刺さっているダーツに対する考え方が違うからです。
この違いを理解できれば、もうダーツ初心者からは脱出です。
ぜひ大事な話なので、理解してみて下さい。
おわりに
スタッキング技術について、初心者向けに説明させて頂きました。
このスタッキング技術については、ソフトダーツ・ハードダーツ共に奥が深いです。
むしろ色んな製品や投げ方など、全てこのスタッキング技術をより高めるために作られているといってもいいのではないかと思います。
これより詳しい話は中級者レベル以上になると思うので、また別の機会に書いてみたいと思います。