フォームについて、”こうあらねば”という人がいたので、それとは違う考え方があるということを書いてみたいと思います。
フォームって正解がないので、何かに頼りたい気持ちはありますよね。ただ”こうあらねば”という考え方だと、本当に自分にあったフォームは作りにくいかもしれません。
昨日ですが、最近知り合った人と、練習を一緒にすることになり、自然とフォームの話になりました。そこで、「なんでセットアップの時に肘、そんな高く上げてるの？」と質問をぼくがしました。その人からは、「肘は固定するものって聞いたので、肘動かせないので、その分高くあげています。」という回答でした。
人其々の考え方があるので、そこについては言及しませんが、「●●しちゃダメだから、こうしている」っていう考え方は辞めた方が良いかもしれませんね。
例えば、「肘を動かさない」という結論に至ったとしても、その仮定について、自分の”WHY？”を入れていくのが、大切では無いかと思います。（ちなみにぼくは、「肘は動かしていい」と思っている派ではありますが…）
①肘は動かないようしなきゃ
ⅰ）肘を動かしたらダメだと聞いた
↓ だから
ⅱ）肘を動かさないようにしなきゃ
②肘を動かさないようにしてみよう
ⅰ）ダーツが横ブレする
↓ なんで？
ⅱ）肘が動いているからかな？
↓ どうする？
ⅲ）肘を動かさないようにしてみよう
上記、二つは同じ結論に至ったとしても仮定が違っています。片一方は、自分で考えることはなく、人に言われた通りにやっているだけで、もう一方は、自分で考えだされた結論になります。冒頭に、フォームに正解はないという話をしましたが、正解はないと心ではわかっているのに、「肘は固定するもの」という話は信じちゃうんですよね。その気持ち、すごいわかります。ただ制限された考え方だと、上手くいくものも上手く行かなくなるのではないかと思います。
ちまたにあふれている”●●しちゃダメと教えて貰った”という、考え方は極力取り入れ無いほうが、いいのではと思っています。楽せずに自分のフォームを自分と向き合いながら、作っていくことで、より早く上達できるのではないかと思います。
勿論トップで活躍する人から教えてもらったことは、別かもしれませんが、あくまで同レベルもしくは、中級者から教えてもらったことは、あまり気にしなくて良いのではないでしょうか。
