このアングル中々ないですが、本当に綺麗です。
Adrian Lewis(エイドリアン・ルーイス)のフォーム
ここからどういう風に腕が出て行くかイメージできてしまう。
体に無理がないフォーム
とてもリラックスした状態で、構えてます。
全然肩とかに力入ってなさそう。そしてここから体重を少し前に移動させながら腕を縦に振り切っていく。
教科書に載りそうなくらい綺麗な振り投げです。
Adrian Lewis が押し投げしている姿はどうにも想像できません。
フォームのポイント
肩甲骨辺りの使い方がキーポイントだと思っています。
肩甲骨をロックしないからこそ、こういったリラックスしたフォームになってるんじゃないのかな。
ちなみにこのフォームから肘を少し内側にして、肩をロック、ボードに対して『足、腰、肩、肘、目、手首、ダーツ』と全て一直線にすると、日本人ぽいフォームが出来上がるんじゃないかなと思います。
それだと肘を支点とした、押し投げになります。肩があまり動かないフォーム。肩が動かないから、振り切れない、無理に振り切ろうとすると、肘が壊れるって感じです。
ソフトダーツをやる側として感じる悩み
理想としては、Adrian Lewisのようなフォーム作りをしていきたいです。ただしソフトダーツをメインにやるからこそ素直に海外選手のようなフォーム作りができないという悩みもあります。
縦ラインについて
ハードダーツだと、縦ラインの重要性をとても感じます。
縦ラインを意識するなら、振り投げのほうが精度が高くなります。しかしシュート力という観点でいえば、押し投げの方がいいんじゃないかと感じることもしばしば。
そう考えるとソフトの場合、縦ラインの重要性をそこまで感じないし、むしろ押し投げの方が、利点があるんじゃないかな?思っています。
特にファットブル形式のゲームの場合、外したら負けなので身体をロックして投げた方がスコアが安定しているという事実もあります。
これがひとつ目の悩みです。
セットアップの有無について
あとセットアップしない投げ方についても、悩みどころです。
ハードダーツの場合ノーセットアップで投げると、身体の再現性が高くなり、ダーツが安定します。また長時間の試合をするにあたって、ノーセットアップの方が、集中力が途切れず投げれるという感覚があります。
ただしその感覚でソフトダーツをすると、入るのは入るけど負けるっていう状態になります。入るんだけど、ここ一番の精度に差が出るという感じでしょうか。「入れたら勝ちのハードダーツに対して、外したら負けのソフトダーツ」の違いだと思います。
外したら負けっていう状況の中、ノーセットアップで投げるのは、まだまだ勇気がいります。先日のPERFECT開幕戦で、樋口雄也(ひぐちゆうや)選手のフォームが、ノーセットアップに変わってることに気づきました。
入るんだけど、ここ一番外してしまい残念ながら、敗退しました。最後まで、やりきっていた樋口雄也(ひぐちゆうや)選手は、さすがだと思う一方、しっかり構えた方が、ソフトダーツに関しては、良いのかなとも思ってしまいました。
ソフトダーツをベースに考えるか、ハードダーツをベースに考えるか、その辺りでフォームは違うのかなと思います。
全く一緒という考えの人もいると思うので、今後そういった意見も聞きながら、自分なりの結論をまとめてみようかと思います。