ダーツをこれから始める方や始めたばかりの方のために、ダーツの基礎について説明していきます。ダーツの基本的なことは網羅していますので、初心者の方でも一度読むだけでダーツの基本が理解できると思います。
では始めていきましょう!
投げる本数
ダーツは3本1セットとなっており、1ラウンド毎に3投投げることができます。
4投目を投げることはファールになるので気をつけましょう。
ダーツの種類
ダーツは大きく分けて2種類あります。
ハウスダーツ
一般的にお店で貸し出してくれるダーツです。
マイダーツ
個人で所有しているダーツです。
お店で始めてダーツをするという方には、ハウスダーツが用意されていますので安心して借りて下さい。こちらはタダで貸してくれることが殆どです。
またハウスダーツで物足りないという方は、ぜひマイダーツを購入してみて下さい。安価なダーツであれば数千円から売ってますし、拘る方であれば数万円のダーツを使うこともあります。初心者であっても、いきなりマイダーツから始める方もいるのでぜひショップの人に相談してみて下さい。
ハウスダーツとマイダーツの違いについては、素材や重さが上げられます。特に重さについては、ハウスダーツよりマイダーツの方が重いのでハウスダーツに比べてシャープに飛んで行くので的に刺さりやすくなります。
またマイダーツであればデザインやアイテムにも拘ることができるので、世界で一つだけのオリジナルダーツを持つという楽しみもあります。
マイダーツについて
こういった形で分解することができます。マイダーツにおいては、上記パーツの組み合わせでオリジナルのダーツを作ることができます。
ティップ
先端のダーツボードに刺さる部分をティップと呼びます。
ティップによってはボードに刺さりやすいものや刺さりにくいものがあります。オススメのティップをいくつか紹介します。
■プレミアムリップポイント
刺さり心地が良いことながら、ティップに凹凸があるのでティップから指から滑りにくい工夫がされています。トッププロの多くが愛用するティップです。
■フィットポイントPLUS
頑丈で折れることないので長持ちします。またダーツボードにしっかり刺さるので、刺さり心地が気持ちいいダーツです。
■コンドルティップ
耐久性に優れ、折れにくいティップです。ティップに空いている穴にネジを差し込んでギュッと締めることができるのでプレイ中も緩む心配がありません。
バレル
バレルについては、安価なブラスダーツと、高価なタングステンダーツと呼ばれるものがあります。
■ブラスダーツ
素材は黄銅(おうどう)と呼ばれるものが使われており、比較的軽い金属のためダーツ自体は太く大きくなります。初心者であれば、ブラスダーツから始めるというのもありではないでしょうか。手軽なものであれば数千円以内で購入することができます。
■タングステンダーツ
素材はタングステンと呼ばれるものが使われており、広く一般的にダーツに使われている素材です。ブラスよりも重い金属のため、細く小さなダーツでも制作することができます。
ダーツの場合、同じところに3本投げないといけないことがあります。細く小さなダーツであれば、3本同じところに集めやすくなり物理的に有利になるのでプロや上級者に好まれる傾向にあります。
シャフト・フライト
シャフトとフライトについてはメーカーによって規格が異なることがあるので同じメーカーのアイテムを使うことが良いでしょう。
■L-style(エルスタイル)
プロ愛用者が多いアイテムです。シャフトの長さや、フライトの大きさも数多く用意されておりメーカーアイテム内で様々な組み合わせを楽しむことができます。
■Fit(フィット)
シャフトとフライトの装着が簡単で煩わしさは全くありません。こちらのメーカーもシャフトの長さやフライトの大きさについてメーカーアイテム内で様々な用意がされており、オリジナルの組み合わせを楽しむことができます。
■CONDOR(コンドル)
シャフト・フライト一体型のアイテムになります。ハウスダーツと同じ仕様ですが、国内・海外問わず人気になっている商品です。耐久性に非常に優れており、コストパフォーマンスが高くオススメです。
スローライン
ダーツの基礎がわかったところで、早速スローラインに立ってみましょう。投げるラインのことをスローラインと呼びます。ダーツを投げる際はこのラインを超えて投げてはいけません。このラインを超えて投げると無効(ファール)になってしまうので気をつけましょう。
床からBULL(ブル)と呼ばれる中心までの高さは173cmに設定されています。また距離はボードの真下からスローラインまで244mmに設定されています。
またソフトダーツとハードダーツでスローラインまでの距離が違うということも覚えておきましょう。ハードダーツの場合、距離はボードの真下からスローラインまで237mmに設定されています。
ダーツ投げ方
ダーツをどうやって投げたら良いか見ていきましょう。
グリップ
ダーツを握ってみましょう。
握ることをグリップと呼びます。グリップについては正解があるわけではありません。何も気にせず持ちやすいようにグリップしてみて下さい。人から色々教わると思いますが、正解がないというのが実情です。
またグリップについては指の本数毎に呼び名が決まっています。
■ツーフィンガー(2本指グリップ)
親指と人差指の2本指でダーツを持つグリップです。
■スリーフィンガー(3本指グリップ)
親指と人差指でダーツを持ち、側面に中指を沿えるグリップです。
■フォーフィンガー (4本指グリップ)
親指と人差指でダーツを持ち、側面に中指と薬指を沿えるグリップです。
決してどれが正解ということはありません。トッププロでもグリップについては千差万別ですので、無理にグリップを変えたり決めたりしないようにしましょう。
ただ一つ、ダーツにおけるグリップのコツをお伝えすると、基本は親指と人差指でダーツを持つということです。
2本の指でダーツを持ってから、他の指を沿えるようにして下さい。そうすることでスムーズにグリップすることができます。
スタンス
スローラインに立ってみましょう。
スローラインに立って姿勢を整えることをスタンスと呼びます。立ち方についても、スローラインを出なければ決まりはありません。但しいくつか立ち方について呼び名があるのでそれを紹介します。
■オープンスタンス
足のつま先をダーツボードに向けるスタンスのことをオープンスタンスと呼びます。
■クローズドスタンス
足の側面をダーツボードに向けるスタンスのことをクローズドスタンスと呼びます。
■ミドルスタンス
オープンスタンスとクローズドスタンスの間のスタンスを、ミドルスタンスと呼びます。
スローイング
それではスローイングをしてみましょう。
画像を参照して頂きたいのですが、ダーツには「セットアップ、テイクバック、リリース」と大きく3つの動作を行う必要があります。
■セットアップ
ターゲットへの狙いを定めましょう。力んだりせずにリラックスして構えることで狙ったところに飛びやすくなります。
■テイクバック
ダーツを投げる前の準備動作になります。腕をしっかり曲げて、ここではまだ投げないのでバランスを崩さないようにしましょう。
■リリース
ダーツを投げることをリリースと呼びます。ターゲットに向かって手を伸ばしていきましょう。ダーツを紙飛行機のように軽く飛ばしていくことを心がけましょう。ダーツは力で飛ばそうと思っても決して飛ぶものではありません。
■リズムを大切に!
「セットアップ、テイクバック、リリース」と一連の動作を行う上で、リズムを大切にしましょう。慣れないうちは「1,2,3」と声に出してもいいです。投げるリズムを毎回同じにしていくことが上達への近道になります。
投げる時のマナー
- 人と投げるときは、挨拶をしましょう。グータッチをするとダーツをやっている人の雰囲気がでます。
- 他の人が投げている時は、スローラインの後ろで待つようにしましょう。前に出ると危険ですし、マナー違反です。
- 野球投げは禁止です。周りに迷惑で危険ですし、ダーツマシンが壊れる原因にもなります。
これ以外にもダーツにはマナーがあるので店員に聞いてみたり、周りの人に教えて貰いながら覚えていきましょう。
盤面の得点を覚えよう
■BULL(ブル)
中心の赤いところをBULL(ブル)と呼びます。
ソフトダーツでは通常得点は50点に設定されています。得点が高いわりに面積が広いので、高得点を取るために効果的です。またゲームによってはセパレートブルと言われる設定になり、BULL(ブル)の内側が50点、外側が25点になることもあります。
■シングルエリア
ナンバーに書かれている得点が、そのままカウントされます。
■ダブルリングエリア
ナンバーに書かれている得点の2倍が、カウントされます。
■トリプルリングエリア
ナンバーに書かれている得点の3倍が、カウントされます。ダーツにおける1投で獲得できる最高得点は、60点(20点×3倍)です。
■無得点に注意しましょう
以下の場合は、通常は無得点になってしまうので注意していきましょう。
- 3投以上投げてしまった場合
- ダブルリングよりも更に外側にダーツが刺さった場合
- ボードまで届かずに床に落ちた場合
- ボードに刺さらず床に落ちた場合、但しボードが反応すれば得点
- スローラインから足が出て投げた場合
ダーツを楽しもう!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ダーツが上達する秘訣は、楽しむことです。一人で練習するもよし、皆でワイワイ投げるのもよし、楽しくダーツをすることが上達への近道になります。ダーツを初めてみて、上手くなりたいと思った方は、ぜひ楽しみながらダーツをやって下さいね。
さあこれからダーツを始めてみましょう。
Let`s enjoy darts!