よくないからフォームを変えるという考え方は、少し危険だという話。
「このフォームじゃ、これ以上上にいけないから、今フォーム改造中です。」という話を、よくダーツバーで聞くことがあります。こういった話を聞く度に、『今までの積み重ねが勿体ないなー』って思っちゃうんですよね。努力のために、時間やお金を使ってることを知ってるので、それを無駄にしちゃうのかなと思ってしまいます。
フォームは改造というより、
”アップデート”
していく感覚の方が良いのではないでしょうか。
ある程度投げ込んでくると、合わないところが当然出てきます。それは身体の使い方や、考え方が変わったり、理由は様々です。こういった時に、どうしても「変えたい」と思うのは、至極当然のことだと思います。但し、変える箇所は最低限に留めていくようにしましょう。
また変え方は、独自で考えるのは抑えて、トッププロの動画や、周りの熟練者にアドバイスを貰った方がよいかと思います。
例えば、「力んでしまう」ということが気になった場合、「なぜ力むのか」を考え、仮説を立てます。仮に力む原因は、セットアップ時に「足」に力が入ってるからとします。仮説が立てば、足について、情報を集めます。トッププロの足の動かし方はどうなのか、どういう動きをしているのかをリサーチしていきます。
リサーチした上で、いくつか試してみたいリストをあげてみて、一つづつ期間を定めて試していきます。1日にいくつも試しては、結果が伴わないこともあるので、必ず一定期間を定めて、取り組むようにしてみて下さい。「あ、これだ!」という感覚があれば、フォームのアップデートは完了です。なければ、別の方法を試すか、別の箇所に要因があるのかもしれません。
ちなみにぼくの場合は、この方法で2ヶ月でフェニックスレーティングが”5”も上がりました!!!今もかなり調子が良く、早く大会に出たいとウズウズしています。
ただそんなぼくでも、やれグリップやら、テイクバックやら、リリースやらと自分の嫌なところを上げるとキリがありません。あれも変えたい、これも変えたいと思うこともありますが、まずは一つ取り組む、PDCAを回していく中で、徐々にチューンナップしていくという感覚です。
”急がばまわれ”ダーツに関しては、このキーワードがかなりの部分で当てはまるのかなと思います。また気づいたことがあれば、書いていきたいと思います。
それでは。