ダーツをやっていれば、いつかは目指してみたいのがプロ資格です。
先日プロ資格を受けてきて合格しました!
プロ資格取得までの流れを書いてみました。公式サイトの情報だけでは、不安だという方は参考までに見て下さい。実体験を元に書いてみました。
これを見て少しでも多くの方がダーツプロになりたいなと思って貰えたら幸いです。
そもそもPERFECT(パーフェクト)とは?
ソフトプロダーツ団体の名称です。
日本には、もう一つプロダーツ団体があり、そちらはJAPAN(ジャパン)と云います。試合でのゲーム形式や制度、大会数等は違いますが、賞金額はほぼ変わりません。
またプロダーツ選手は、二つの団体に同時に所属することはできません。どちらかの団体に所属し年間を通してツアーを回ることになります。規模としては、JAPANの方がTHE WORLDやSUPER DARTSといった海外選手も含めた大会があるので、大きいかもしれません。
しかしPERFECTも、今後海外選手との交流試合を予定しているそうなので一概にどちらの規模が大きいといったことは言えなくなってきました。
よく議論として「どちらのプロが強いか?」と言った話しがでますが、正直どちらもトップランカーのレベルは変わりません。ただJAPANについてはプロテストの内容が、PERFECTより難しいので、参加者レベル全体で言えば高いかもしれません。
ここまで聞くと「JAPANの方がレベルが高いし切磋琢磨できるのでは?」と思ってしまう方もいるかと思います。しかしJAPANからPERFECTに移った選手が必ず勝てるかというとそういうわけではありません。
むしろPERFECT選手の勝負強さに驚くかと思います。私見としては、全くどちらの団体もレベルは変わらないのでないかと思っています。
プロ資格取得までの流れについて
まず書類審査があり、それが通れば受験料を振り込みます。
試験日までにルールの勉強とダーツスキルを高めます。当日に筆記試験、実技試験を行います。筆記試験の結果については、後日結果通知が届きます。この瞬間が、一番ドキドキしました。
そこで合格していれば、会員登録します。その後の流れは、年会費や大会毎の参加費を振り込み、大会に出場していくといった流れです。
試験申込み方法
まず書類審査用のファイルをダウンロードし、印刷することから始めます。
必要項目を埋めていきましょう。
一番書きづらいのが、「過去の主な戦歴」です。正直私の場合は、特段大きな大会で勝ったこともなかったので、唯一出場したハウストーナメントの結果を書きました。
戦歴がないとしても、応募できないということはありません。なので結果がないからといって、応募を断念しなくても大丈夫です。まず応募してみることが大事です。
推薦状についても書いてもらえる人は殆どいません。なので自己推薦文を作成しましょう。「私にとってダーツとは?」というテーマになるので、
- なぜダーツをしたのか?
- なぜプロになりたいのか?
- プロになって何をしたいのか?
上記に書いてあるようなことを考えて、あなたがプロになろうと思った理由を書いてみましょう。
書き終えたら、住民票を取得し、パーフェクト事務局に書類を提出します。合格してから住民票を提出することもできます。ただし合格するつもりで臨むのなら、先に住民票を取得しておいた方が後々手間ではなくなります。
また写真を取ることを忘れないようにお願いします。
ここまで終えたら、書類審査結果通知書が届くのを待ちましょう。
書類審査合格通知書が届いたら
いよいよ試験になります。
試験勉強については、暗記用のテキストが送られてきます。そのテキストの内容を暗記していきましょう。基本的にダーツの基礎知識を理解していれば大丈夫です。
ただ中には筆記試験で落ちる人もいるので、油断は禁物です。
あとは受験料を指定の口座に振り込みましょう。
試験日の3日前までに振り込む必要があります。焦らないように早めに対応することをオススメします。
また当日の服装については、
私の場合わざわざ、試験日のためにスラックスやポロシャツを用意しました。ただ周りを見ると普段大会にでるような服装の方が大半でした。試験官から特に指摘もなかったので、そこまで厳しくチェックはしていないのではないかと思いました。
試験当日について
■筆記試験
引っ掛け問題等もありません。まじめに勉強していれば大丈夫ではないかと思います。試験内容には、小論文もあります。ただし焦らず題名に沿って、書いていけば良いのかなと思います。
■実技試験
受験番号順に、実技試験が始まります。
試験内容としては、
■男子の場合
501(8スロー24ダーツ以内、オープンイン/ダブルアウト)
PPD:20.88がクリア条件です。20シングルを基本に縦ラインを狙っていきましょう。20トリプルが絡んでくれば、クリアは容易ではないかと思います。
セパレートBULLなので、BULLを狙ってもあまり意味がありません。アレンジも覚えておいた方が良いでしょうが、24ダーツ以内ということなので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
■女子の場合
701(10スロー30ダーツ以内、マスターアウト)
※2015年11月24日に試験内容が変更
PPD:23.36がクリア条件です。試験内容が、以前から変更されました。しかし701マスターアウトの方が、ゲーム形式として馴染みがあるという方が多いのではないでしょうか。実際の試合を想定して、頑張って下さい。
男子・女子ともに、5レグ中1レグクリアで実技は合格です。
普段の練習と違い、試験官が後ろに立っています。この点だけ私は緊張しました。また自分の得点を、1ラウンド毎に申告する必要がありました。この申告するということに、慣れてなかったので若干戸惑いました。
フェニックスダーツのマシンであれば、プロテストモードが搭載されています。試験前に何度か練習しておくことをオススメします。
合格通知が届く
無事、筆記試験・実技試験に合格すれば、
合格通知が届きます。
ここからは選手専用ページにログインし、必要情報を登録し、
年会費を振り込めば、プロ会員としての登録完了です。
プロダーツプレイヤーとしてスタートラインに
これであなたも晴れてプロのスタートラインに立てました。プロになれたことを周りに自慢しましょう。
登録後、認定証とユニフォームに貼り付けるワッペンが届きます。ユニフォームについては、無地のポロシャツを買ってきてワッペンを貼り付けました。
ただしダーツ用に作られていないポロシャツだったので、伸縮性に優れておらず、腕が上がりづらかったです。結局ダーツ用のユニフォームを買い直すことになりました。
[最初に作ったユニフォーム]ダーツ用ユニフォームについて、ネットショップから簡単に手に入れることができますので、そちらを利用することをオススメします。
[ダーツ/無地ユニフォーム サイズ一覧] [サイズXS] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック XS |
[サイズS] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック S |
[サイズM] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック M |
[サイズL] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック L |
[サイズLL] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック LL |
[サイズ3L] ダーツ アパレル【ファイテン×エッジスポーツ】アクアチタン ゲームウェア ブラック 3L |
大会へのエントリーについて
会員ページより出場したい大会にエントリーし、エントリー費を支払えば、大会にでることができます。
オススメなのが大会に出る前に、9darts.tvで事前に試合の流れを見ておくことです。ルールをイメージしながら、試合進行を学んでおくだけでも大分当日の緊張を和らげることができます。試合当日の雰囲気は、独特なものがあるのでぜひその緊張感を味わって欲しいです。
また試合会場には、プロ専用の控室が用意されています。そちらは自由に利用することができます。思っていた以上に、控室の雰囲気は和やかです。控室には専用台もありますので、アップはそちらですることもできます。
おわりに
最後まで見て頂きありがとうございます。この記事を見て、少しでもプロダーツプレイヤーが増えて貰えたら嬉しく思います。
そしていつか大会で対戦できることを心待ちにしています。
お互い頑張りましょうね。