ダーツ祭りに参加し、またトッププロの試合も観戦しました。
小野恵太(ONO KEITA)選手が優勝!
対戦相手は、THE WORLDランキング1位のBORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)でした。BORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)が、圧倒的な実力を見せるなか、小野恵太(おのけいた)選手もベストなパフォーマンスを発揮し毎leg食らいついていくような展開でした。互いに先行ゲームをキープし迎えた5leg目、コークで先行を取ったのはBORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)でした。小野恵太(おのけいた)選手は、ここで701をチョイス、この瞬間会場がザワツキました。というのもファットブル方式で701をチョイスするのは、先行が有利になる展開が殆どだからです。またBORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)は、BULLを外さないイメージが強く、私の周りでは「マジか」という声も聞こえていました。結果は、ご存知のようにBORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)よりも先に上がり目を小野恵太(おのけいた)選手が出し、BORIS KRCMAR(ボリス・カリチュマー)に60残りとされた状態で、”144”という数字を、「BULL、18T、20D」で上がった小野恵太(おのけいた)選手が勝ちを手にしました。
ちなみに小野恵太(おのけいた)選手は、ベスト8決定戦で同団体PERFECTで年間ランキング1位である浅田斉吾(あさだせいご)選手と対戦しているのですが、その際も5leg目で701をチョイスしています。またその時は、”144”を上がりで外していたので、そういった悪いイメージを払拭しての決勝での1打は、とても嬉しい勝ちになったことだと思います。
それにしても、団体の垣根を超えての対戦は見ててもワクワクするものでした。JAPAN団体のプロから、「PERFECT選手だけには勝たせたくない」というコメントもfacebookで上げられていましたが、それが本音だと思いますが、今後もこういった交流戦を含めて日本ダーツ界のレベルアップに繋がっていけば嬉しいです。なので今回はたまたまPERFECT選手が勝ちましたが、だからといってJAPAN選手が弱いとかそういう話では決してありません。(たまにそういう不毛な議論をする人がいるので…)
また海外選手のプレイスタイルを見れる又とない機会だったので気になったことを書いてみようと思います。
既に注目されているLEONARD GATES(レナード・ゲイツ)ですが、この日は周りを寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを発揮していました。予選ラウンドから01パーフェクトを出していたりと、「世界ヤバイな」と思ってしまうような凄みがありました。また予選ラウンドは、終始イヤホンをして音楽を聞きながらプレイしていたりと、なんかアメリカっぽく自由だなという感想も持ちました。
ALEX REYES(アレックス・レイ)ですが、迷いなくポンポンダーツを肩から放り投げていました。また大事なところでは、一目置いてから投げるなど、試合巧者な印象があります。BULLは、まず外さないです。ただ試合相手とのリズムに影響されるのかなという感じも受けました。ベスト8決定戦で星野光正(ほしのみつまさ)選手に負けたのですが、リズムが上手く噛み合っていないようでした。リズムプレイヤーの難しさは、そういうところにあるかもしれませんね。
野毛駿平(のげしゅんぺい)選手との対戦は、SUPERDARTSを思い出させるもので見応えがありました。そう思うとこのレベルの選手が、バシバシあたるTHE WORLDは、素晴らしい大会です。DARIN YOUNG(ダリー・ヤング)で、もう一つ印象に残ったのは日本人選手が時折見せるプレイ中の大きな声を出すガッツポーズに怪訝そうな顔をしていたところです。日本では当たり前に行われている行為ですが、とても迷惑そうでした。日本選手が海外に出て行くにあたって、こういう日本独自の文化は見直しが必要かもしれませんね。
以上
総じて楽しい大会でしたし、ダーツライブ社のコダワリが見えてよかったのではないでしょうか。商品ブースも数多く出ており、出なくても行くだけで楽しいイベントです。もし機会があればぜひこの楽しさを肌で感じて欲しいです。