マッスルメモリーの話しについて反響がありましたのでより深掘りして書いてみたいと思います。レスポンスがあるとどうしても調子に乗って情報を公開したくなっちゃいます。
マッスルメモリーについてパート1をまず見てもらったあとに、今回の内容を見て貰った方がわかりやすいのかなと思います。
さてマッスルメモリーというものが、筋肉ではなく脳の記憶(イメージ)だという話を前回行いました。こういう前提に立つと、体を動かすというのは大変シンプルな話になってきます。
- イメージ力を鍛える
- 筋肉の機能を高める
- イメージ能力と筋肉の機能の連携をスムーズにする
以上、3つの訓練を行なうことが重要になります。ただ闇雲にダーツを投げ続けてても上手くならないのは上記3つのどれかが欠けているのかもしれません。
イメージ力を鍛える
イメージトレーニングと言われるものです。
ダーツに限らずアスリートは、このイメージトレーニングを日頃から行っています。ダーツに関しても、このイメージトレーニングはかなり重要です。成功したイメージをどれだけもてるか、脳の中でいかに臨場感を持って体を動かすシュミレーションができるかが大切になります。
ではどうやってイメージトレーニングをしていけばいいのでしょうか。これはトッププロの試合動画をひたすら見ていくことがイメージトレーニングにおいて簡単でオススメです。できれば色んなトッププロの動画を見るというより、一人に絞ってその人の動画を何時間も繰り返し見続けることが効果的だと思います。
欲をいえば、ミスした映像は全てカットして9マークやハットトリックを延々出している編集動画を作った方がさらにイメージトレーニングにとっては効果的になります。
筋肉の機能を高める
3つ目の内容と若干被りますが敢えて分けて説明します。
一般的には筋トレや反復練習が、筋肉の機能を高めるために有効です。これはダーツにおいても同じで、不器用な人より器用な人の方が確実にダーツが上手いです。
不器用と器用の違いは筋肉が機能しているかどうかの違いなので、練習すれば誰でも器用になることはできます。筋肉は、機械と同じで動いていなければ機能が錆びついてきてしまいます。
逆に動かし続ければいれば、動きをスムーズに行なう神経回路が生まれてきますので、ぜひ筋トレや反復練習を行なうようにしてみて下さい。
イメージ能力と筋肉機能の連携をスムーズにする
イメージトレーニングをして記憶力が高まりまた筋肉の機能が高まったら、この二つの機能をスムーズに連携させていく必要があります。
よく知識バカとか、筋肉バカとか言われる人がいますが、大体はどちらか一方だけに秀でてしまい双方の連携がスムーズに取られていないからこそ、そういう言われ方をされてしまうのです。
ではどうすれば連携をスムーズに取ることができるのでしょうか。これは簡単でゴールイメージ(目的意識)を明確にしてから、体を動かすようにすればいいのです。練習には必ずゴールイメージ(目的意識)が無いと意味がありません。
イメージをしてから体を動かすことで、例えミスをしてしまったときも理想の動きが脳の中ではイメージされているのでミスを修正することができます。ミスを振り返るとはこういうことをいいます。
よくありがちな間違った考え方としてミスを振り返る時に仮説で修正してしまうというやり方があります。仮説でミスを修正するから、どんどん答えのない迷路にハマっていってしまうのです。そうではなくまず理想としてイメージする体の動かし方を思い描いてから、体を動かせばミスの原因は迷うこと無く理解できるでしょう。
以上
マッスルメモリーの話しから、イメージ力と体の動かし方の話をしました。ミスする原因は、このイメージ力と体の連携が上手くいかないことで起こることが大半です。
ぜひイメージ力を鍛えてみて下さい、また同時並行で運動機能を高める訓練もしてみて下さい。
このマッスルメモリーの話は、他に書きたい内容もあるのでまた考えがまとまったら書いてみたいと思います。
マッスルメモリーの続編について書いてみました。よかったらこちらも見てみて下さい。