ボクの周りでもフォームの安定ばかり気にしている人がいるんですが、そこまで気にしなくて良いんじゃないかなーと思います。
今回は、そんなフォームの安定の話をしてみたいと思います。
フォームの安定は必要ない
基本的にフォームって安定させることに意味がないように感じています。
この話については『安定=体軸を崩さない=体重移動しない』という意味で使っていきます。あまり動きすぎるのも良くないかもしれませんが、安定しすぎても投げれないのではと思います。
特に腕が前に出ない人は、安定とかバランスという概念を一度忘れてみて下さい。
安定=重心バランスが均等
それはなぜかというと、安定しているということは体の重心バランスが取れているということだからです。
腕を前に出した分、足を踏ん張ることになります。
なぜかというと安定しているということは、体軸を基準に前側と後側で重心バランスが取られているということだからです。
前腕の重さとバランス
ダーツの動作としては、前腕が上下・前後に動きます。安定したいのであれば、この前腕の重さ分身体は必ずバランスを自然に取ろうとするはずです。
ちなみに前腕の重さは、どれくらいか知ってますか?
体重の2%分になります。つまり体重60kgであれば、1.2kgの重りが前後に動いているようなものです。
これに手と上腕を合わせると、体重の6%分になります。つまり体重60kgであれば、3.6kgの重りが上下・前後に動いているということになります。
安定しなくてもいい
何が言いたいかというと、3.6kgの重りに対してバランスを取りながらダーツをコントロールするのは難しいということです。
ではどうしたら良いかというと、バランスが崩れてもいいという感覚を持つことです。ダーツを投げた時に、前のめりになってもいいです。
テイクバックとリリースでは、体重のバランスが変わってもいいんです。トッププロでも投げ終わりにバランスを崩している人も多いですし、敢えてそうしている人もいます。
手が出ない人はバランスを意識しずぎ
手が前に出ない人は、リリースの時に無意識に左足で踏ん張っていることが多いです。
これは身体がバランスを崩さないように自然にしていることなんですが、これのせいで自分の思っているように手が伸びないということになります。
なぜかというと、左足の踏ん張りが利くところまでしか腕が伸びないからです。
まとめ
バランスとか安定というキーワードが、ダーツでは良く出てきます。
悪いことではないですが、テイクバックからリリースまで常に同じような重心バランスでいることの方が不自然です。
なぜかというと前述したように、腕の重さが移動しているからです。
安定を崩してもいいんだ、バランスを崩してもいいんだと思ったら少し気が楽になる人もいるのではないでしょうか。
よかったら参考にしてみて下さい。