ダーツを知れば知るほど、下手になる話です。
- 投げても投げても上手くならないな・・
- 前より下手になったかも・・
- 頑張って投げてるんだけどな・・
こんなあなたに読んで欲しい記事です。
ダーツ中級者をみて感じたこと
昨日ダーツを投げていました。
今ボクは調子が良くて、狙ったところにダーツが入るので、もう楽しくて!楽しくて!仕方ないといった状態です。
こういう時の感覚を忘れないために、期間をあけずに投げ続けています。
本当なら、仕事も休んで練習したい。
そんな気持ちです。
隣で投げていた3人組
それはそうと、昨日横でダーツを投げていた男子3人組の話です。
- 1人 ← 初心者
- 2人 ← ダーツ経験あり
1人は、今回ダーツが初めてという全くの初心者です。
残りの2人は、ダーツ経験はあるけど、まだまだ初心者?中級者かな?といった様子でした。
この3人が、カウントアップを始めたんです。
ダーツ初めての子は、さすがに初めてだけあって、”野球投げ”に近いような投げ方でした。
他の二人は、形にはなってますが、まだまだこれからなんだろうな〜といった感じです。
ちなみに3人がカウントアップをして、一番点数が高かったのは誰でしょう?
なぜかダーツ初心者の点数が一番高い
意外にも、全くの初心者の子でした。
他の二人は「まぐれ当たりでもすごいよー!」とか初心者の子に言ってました。
しかし
次のゲームも
次のゲームも、
点数が一番高かったのは、全くの初心者の男の子でしたw
さすがに経験者の二人も「あれ?」と思いだしたのか、「今度はクリケットをしよう」という話になり、初心者の子にルールをざっくり説明してゲームを開始しました。
クリケットは戦略もありますし、狙うナンバーも決まっているので、安々と「まぐれ」が続くわけもありません。
ただ結果勝ったのは、初心者の子でした。
横で見てたぼくも興味が湧き始めて、その初心者の子のフォームを見てみました。
確かに”野球投げ”っぽい感じはありますが、そのフォームを突き詰めていくと、Jelle Klaasen(ヤラ・クラッセン)みたいな感じなのかな?と思いました。
すごい!伸びー!伸びー!投げているなという印象です。
他の二人の方が、どちらかというとフォームは確実に形になっています。
でもどこか窮屈そうで、肩や肘、手首に制限をかけているように見えました。
経験者が初心者にアドバイスを始めると風向きが変わった
経験者二人も、初心者の子について「なんかすごいなー!」と認め始めるようになり、そこから初心者の子へアドバイスが始まりました。
「すごいな。」
「めっちゃ入るね。」
「でももっと安定させたいなら、肘を動かさない方が良いよ」
「あとはグリップなんだけど固定した方が良くて…」
「利き目って知ってる?◯◯は左目だから、もうちょっと身体を傾けた方が良いかな」
「あと立ち方なんだけど、もっとスローラインに足を横にした方がいいよ。これクローズスタンスっていうんだけどね…」
「あとラインをイメージして、フワッと飛行機を投げるように飛ばしたら」
と、あれやこれやとするうちに初心者の子のフォームは、かなりダーツっぽいフォームになりました。
そして結果全くダーツが入らなくなりました。
めでたし、めでたしw
カウントアップをしても、クリケットをしても、毎回ビリになりました。
先ほどまでの、結果が嘘みたい。
伸び伸びと投げていた身体は、とても窮屈そうに見え、残念ながら先ほどまでの迫力はなくなり、フォームとしてまとまってはいますが、入りそうな気配が全くなくなりました。
端から見ていて、あー・・・ダーツあるあるやなwと感じました。
今まで伸び伸び投げていたのに、一言アドバイスをされたら、全く入らなくなるっていう現象です。
形に縛られてしまい、本来の入れるっていう目的が果たせなくなります。
身体のポテンシャルを制限するアドバイスは間違い
身体のポテンシャルを、敢えて制限するアドバイスは間違いではないでしょうか。
“~しちゃいけない、こうあるべき”というアドバイスってあまり良くないのでは?と感じています。
つまり
- 肘や肩を固定すること
- グリップの形を変えずにテイクバックをすること
- 身体を安定させて投げる
と言った類の話です。
センスある初心者の子は、残念ながらアドバイスにより最短上達の道から外れていくんだろうなー・・・と思いました。
残念ですけど。
これまでは海外選手のフォームを見ても、日本選手に比べて、めちゃくちゃ雑!だと感じていた時期がありました。
ただ今では180度印象が変わって、何て洗練されていて綺麗なフォームなんだ!と感じることが増えてきました。
今では海外選手のフォームの自然体感に憧れています。
ダーツに迷ったら、初心者の時を思い出して投げてみる。
こういう考え方ってありなのかなと思いました。