外国人と日本人って全然ダーツのフォームが違うなと感じます。
外国人と日本人のフォームの違い
日本で常識やタブーとされていることが普通に外国の人のフォームには取り入れられているので、その辺り考えてみたいと思います。
取り上げる前に、まずこの動画を観てもらって感じることはありますか。
Simon Whitlock(サイモン・ウィットロック)、通称オズの魔法使いと言われるPDCで活躍する選手です。
見た目も格好いいですが、思い切りの良いダーツも魅力的ですよ。ただもし彼が日本でダーツを覚えていたら、今ほど活躍できていなかったでしょう。
いくつかそう言える理由があるので、取り上げたいと思います。
ダーツは握りこまない
ガッツリ握りこんでいます。むしろ3段階で握りこんでいます。
これ日本だと必ず上級者から、「握りこまない方がよい」と言われます。
この握りこむっていう動作について、それが自然であれば別に良いのではないかと最近思ってきました。握りこむっていう動作はある意味、腕を曲げていく上では自然なんです。
変に「握りこまない」っていう状態で、腕だけ曲げていこうとするからイップスになる可能性もあります。
テイクバック時に中々腕が曲げれないっていう人は、意図的に握り込みながらテイクバックしてみて下さい。
悩みが解消されるかもしれません。
肩はボードに垂直になるように構える。
サイモン・ウィットロック選手は、結構正面気味で構えています。
無理に肩と肘、腕を一直線にしようとしていないです。これも人それぞれ自然に構えれるポジションがあると思うんですよね。
以前このブログで「安定してダーツを投げたいなら、身体のゼロポジションを見つけよう」という内容を書きました。
サイモン・ウィットロック選手にとっては、この構えがあくまで自然な状態ではないかと思います。
もし日本にいれば、「もっと進行方向に肩を平行に!」と教えられると思うので、全然違うフォームになってたかもしれません。
大事なダーツの前は一呼吸
外国の選手って、思い切りがいいです。リズム重視で淡々と投げているイメージです。
なんで日本だと最後の一投だけ一呼吸置いたりするんでしょうか。
リズムとか崩れそうですが、結構それをするプロもいますよね。もちろんしない人もいますが、この辺りについても、そもそも「一呼吸置く」という考えがないためスムーズにリズムよくダーツが投げれるのかなと思います。
自分もそうなんですが、1,2本目で入った時に3本目一呼吸置かないと、外した時に一呼吸置かなかったせいにしそうになるんですよね。
ただこれってそもそも一呼吸置くっていうことが常識になっているから行っている行為だと思います。
入れば認められる
結局ダーツを握りこんでいようが、身体が正面を向いてようが、一呼吸置いても置かなくても、入ればそれが認められるんですよね。
でも日本だと入ってもそのフォームに納得していない人って結構いると思うんですよね。
向上心があるというか、謙虚というか日本人の気質だと思います。
あまり気にせず今あるフォームを極めてみて下さい。同じことができれば、同じとこにダーツが飛びます。
あとはそのダーツが飛ぶ方向と的を合わせていけば、自然とダーツは入る状態になります。自分を信じてフォームを認めて、それを続けて入れ続けることが大切ではないかと思います。
おわりに
こういう考察も面白いですね。
また気づいたことがあれば書いていこうと思います。