今までスタンスについて『後ろ足で軸を作ってから前足へ体重移動』という方法をしていたのですが、これをやめてみました。
ボクの場合、これをやめたことでスタンス時のストレスがなくなったので、そのあたりのことを書いてみたいと思います。
- バランスよく立てない
- 気持ちよくスタンスが作れない
- 投げ終わりにバランスが崩れる
このような悩みをもっている人に読んでもらえたらと思っています。
なぜ後ろ足軸でスタンスを取ることをやめたのか
そもそもなぜ後ろ足軸でスタンスを取るようになったのかというと、これは4スタンス理論の影響でした。
ボクの場合、4スタンス理論に興味があったので4スタンス理論の提唱者である廣戸道場までいっていろいろ学んでいました。
そこで教えてもらったのが後ろ足での垂直軸のとり方です。ここでの学びとくに『体軸と体重』の違いについて教えてもらったり、安定した立ち方ができているとリラックスにつながるという考え方は新しい気づきでした。
しかし思えばこの頃からスタンスを意識しすぎな状態になっていたのかもしれません。体を安定させることと固定することは全く違うのに、試合などでは終始フォームを固定するようなクセがついていました。
もっと楽にダーツをしたいなと思い、元々の根源である4スタンス理論の考え方をやめてみることにしたということです。
また決して4スタンス理論が間違っているというわけではありません。あくまでボクにはフィットしなかったということなんですが、しかしどうやら今のボクにとってはこの決断は正解だったようです。
スタンスのイメージ
今はスタンスのイメージとして様々な海外プレイヤーを参考にしています。特にイメージ的にぴったりくるのが、Kim Huybrechts(キム・ハイブリクス)です。
たまたまYoutubeをみていたら、Kim Huybrechtsのスロー動画があってそこにスタンスについても話している部分がありました。
スタンスのイメージとしては、こんな感じです。前足軸でそのままバランスよく立つ。右足に腰骨をのせるイメージです。こちらからみると『逆くの字』のような感じです。
思えばこのようなスタンスは、他のトッププレイヤーにも共通します。
ダーツの神様 Phil Taylor(フィル・テイラー)も同様に前足軸でたっています。
Adrian Lewis(エイドリアン・ルーイス)のスタンスも同様に前足軸でしっかりとバランスをとっています。
ちなみに後ろ足軸だと下記のようなフォームになります。
これまでは後ろ足軸でスタンスをとっていたので、かなり前のめりになっていました。
海外トッププレイヤーとは全く異なるスタンス軸です。しかし日本人には、このようなスタンスのフォームが多いように感じます。
後ろ足軸は日本人特有か
海外プレイヤーをいろいろ見ているんですが、スローラインでわざわざ後ろ足軸でスタンスをとってから前足に体重移動するプレイヤーは少数派です。
もしかしたら多くいるのかもしれませんが、動画などでみることができるレベルのトッププレイヤーはほとんどターゲットから視線をそらさず歩いた延長線上でセットアップします。
そう考えると後ろ足軸でセットアップしてから、前足に体重を移動するプレイヤーの数は日本人が圧倒的に多いのかもしれません。
これはソフトダーツ特有の現象かもしれません。要因としては、スローラインにオッキがない環境で練習しているからでしょうか。ほとんどのダーツバーや漫画喫茶ではダーツのスローラインにオッキはありません。
オッキがない環境だと必ずセットアップする前に、足元のスローラインをみる必要があります。
そのためスローライン上で一度仕切り直す必要があり、それが後ろ足軸スタンスの理由になっている可能性があります。
歩いた状態からそのままスタンスをとる
ソフトダーツでもできるだけスローライン上で仕切り直すことなくスムーズにセットアップしたいです。
目指すレベルは、PERFECTトッププレイヤーの山田勇樹さんや浅田斉吾さんのような感じ。
歩いたステップのままスムーズにセットアップまでするというこの動作を身につけたいところです。
まとめ
ダーツについては、セットアップやテイクバック、グリップ、リリースなどについて語られることが多いです。でも今のボクにとってはスタンスをいかにリラックスさせることができるかが、上達のカギになっています。そのため意識してあれこれ思考錯誤しています。
やりたいのは海外プレイヤーのように、ターゲットから目をそらさずスローライン上に垂直軸を作るという方法。ただし日本だとスローラインにオッキがない場合もあるので、最低限スローライン上で立ち止まらず歩いた動作のままセットアップまでつなげるという方法。
これらについてまだまだ勉強中なのですが、後ろ軸に頼っていた状態から脱却できたことでスムーズにスタンスをとることができるようになりました。もし後ろ軸セットアップでうまくいっていないのであれば、海外トッププレイヤーなどのスタンスをまねてみると良いかもしれません。
よかったら参考にしてみてください。