[ダーツ]狙ってる場所から目を逸らさないという常識

トッププロを見ていても、ターゲットから目を逸らさない人がほとんどではないかと思います。

フィル・テイラーの動画を見ていると、一度狙いを定めたら瞬きすらしていないですよね。また他のトッププロを見ていても、狙った場所から目を逸らす人は殆どいないのではないかと思います。

ただ他のスポーツだとどうでしょうか。例えば野球の場合、投げる瞬間にターゲットを見ていないプロもいるのかなと思いました。

またサッカーの場合であっても、蹴る瞬間はボールを見ているので、決してターゲットを見ているわけではありません。

狙う的の大きさは違えど、ダーツにおいても狙いを定めてから、目線を逸らすという方法はどうなのかなということが気になりました。

こちらTRINIDADプレイヤー 田中美穂(たなかみほ)選手です。

かなり昔の動画ですが、テイクバック時に、「目を閉じてる?肘を見ている?」という状態から、リリースしていますね。最近でもここまで極端ではないですが、テイクバック時に、目線を逸らすということがチラホラあります。

こちらは韓国のプレイヤーですね。この選手も、テイクバック時に目線をターゲットから肘方向に逸らしていますね。

実際に目線を逸らして投げてみると、身体が楽に動くことがわかりました。こちら調べてみると、頚反射(けいはんしゃ)という身体の仕組みが影響しているようです。

今回の投手育成コラムの本題は、投手の目線についてです。投手は投球動作に入ったら、最初から最後までキャッチャーミットを見続けることが大切であると言われていますが、これがすべてではないということを、みなさんには知っていただきたいと思います。キャッチャーミットを見続けて投球動作を進行させていくと、体が本来持っている「頚反射(けいはんしゃ)」という機能を使うことができなくなってしまいます。頚反射とは、顔を左に向けると、体もその動きに付いて行こうとする反応のことを言います。

↓詳しく書いているブログがあったので、そちらリンクを貼っておきます。

投球する時にキャッチャーミットを見続ける必要はない
投手がボールを投げる際、最初から最後までキャッチャーミットを見続ける必要はありません。むしろ見続けない方が、勢いのあるボールを投げることができるのです。今回はその理由を解説していきたいと思います。

こう考えてみると、目線を固定したり身体を固定したりといった、ダーツで当たり前とされていることは、身体の自然な動きに反しているように感じますね。もしスムーズに身体が動かないという人がいらっしゃれば、”目線を逸らす”ということをしてみたら良いかもしれません。

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